冬にノーCGの弩級アクション映画として注目された作品。
観終わった後に、これは「ハート・ブルー」のリメイクだと知った。言われてみれば確かに似ている。というか、ラストは同じと言ってもいい。しかし、1991年の「ハート・ブルー」は俳優も豪華で監督はジェームズ・キャメロンとったA級作品だった。本作はいかがなものか。
たしかに製作費で比べれば数倍の金が掛かった大作だ。しかし監督も俳優もほぼ無名に近い。そう、この作品は映画の質云々ではなく、エクストリーム・スポーツの凄さを紹介する作品であって、ドキュメンタリーを見ているようである。したがって、話の中に没頭する気にならないのである。かといって、このウルトラ級の命掛けシーンは本当に全て宣伝通りのCG無しなのであろうか。とても信じられない。
ここで紹介されるエクストリーム・スポーツは他のTV番組でも紹介されるので、さほど新味はないが、その分本物だというのは実感する。しかし、すべてではないだろう。
例えば、CGは無いかもしれないが特撮はあるとか。!(^^)! 山の爆破やラストの大波に呑まれるシーンは本物なら死ぬでしょうが。それを言ったら昔のSWだってノーCGである。
さて、この映画の主役をやっている新人俳優であるが結構いいツラ構えである。誰かに似ていると思ったら、昔のショーン・ビーンにソックリだ。「パトリオット・ゲーム」に出ていた頃を思い出すなあ。