シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ホントの掘り出し物 

 隣町の中古CD屋で見つけた2枚。これがホンモノの掘り出し物だった。
 左側はナラダコレクションのフラメンコギター演奏。実は、以前も別の店でナラダコレクションのフラメンコギターのCDを購入している。それは15周年記念の2枚組だった。その時の演奏内容が素晴らしく、その哀愁の強い曲調に魅了されたものだ。
 今回購入したのも同じレーベルの同じジャンル。となると曲のダブリがあるのではと危惧されたが、まったく違う演奏でホっとした。そして、前回よりさらに演奏が良く、しかも音がいいのだ。
 明らかに前回のCDよりギターの音色に厚みがあって豊かである。共に輸入盤なのでライナーノートを読むのは無理だが、前回の20ビットマスタリングから24ビットマスタリングと、処理が高度になっているのが分かった。
 右側はボサノバシンガーのホーザ・パッソスと、ベースのロン・カーターがコラボした作品。共にベテランの安定感バツグンの演奏ながらも、実に若々しい歌声に感心した。
 ただ、ボサノバにベースという組み合わせは、軽快で爽やかな曲調と合わないのではないかと思ったが、ロン・カーターのベースはあくまで優しく、控えめで雰囲気を壊さない。
 しかしオイラがこのCDを買った理由は別にある。これはチェスキーレーベルだからだ。高音質で名高いチェスキーは、ボサノバの録音が上手いのもアナ・カランのデビュー作で分かっている。一聴して、チェスキーらしいライブでありながら音像を絞った高密度な音質にニヤリとさせられる。