シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

八方塞

 元旦に恒例参拝の神社で今年は八方塞だと知った。
八宝菜ではない。調べてみると九星(星回り)にもとづいて災厄に遭いやすいとされる年らしい。よって、いつも厄払いしてもらう法多山にいってお札をもらうことにした。
 ここは毎年来ているが、1月15日くらいまでは人出が多く賑やかである。今年はちょっと早めに出かけたこともあり、例年より少な目であった。拝殿で御祓いを頼むのは時間的な制約もあるので、毎回頼み事に応じたお札を郵送してもらっている。しかし何故か「八方塞」のお札が無いのだ。
 見間違いかと何度も確認するが、やはり無い。おかしい・・ムッス〜が八方塞のときも、たしか同じ事をしたのに。こんなとき、A型人間は真面目に考えてしまう。するとムッス〜が「別に厄払いでいいんじゃないの。」と言うので踏ん切りがついた。後で調べてみると、厄除けも八方除けも災厄を除くためのものらしいのでいいのだろう。
 帰りに名物の厄除け団子を広場で頬張っていると、何やらイベントが始まりそうだ。どうも大道芸人らしい。休憩を兼ねて大道芸を見物していくことにした。
これまでも多くの大道芸を見てきたが、この人はトップクラスの話術だ。実に人を引き寄せるのが旨い。特に子供の心を掴むのが巧みで、講習会を仕事で開くことが多いオイラは実に感心してしまった。
 さあ、これで今年も災厄がありませんように・・と帰宅したところ、さっそく災厄が起きたのだった。            〜つづく〜