大腸癌を患い、手術をしてから５年が経った。病院外来で、ついに異常なしによる治療完了の報告となった。
思えばこのブログを始めた頃だった。職場の定期検査で便鮮血が発覚、それ自体は切れ痔やポリープでよくあることだ。以前も同様の結果で、ポリープを７つも取った経緯があり、またかと軽い気持ちで検査を受けたところ恐怖の宣告を受けたのだった。幸いステージ１で、切除してしまえばほぼ大丈夫とのこと。もし検査をめんどくさがって放置したら、俳優の今井雅之氏より先に死んでいただろう。
５年は長いようで短いようで・・歳をとるとやはり５年は早く感じる。大腸癌は再発がほとんど５年以内であり、人間の細胞は５年で入れ替わるという。ゆえに、５年間再発や転移がなければ完治といえるらしい。もちろん、これから癌が生まれる可能性はある。それは誰もが同じ立場である。
５年の間、３ヶ月に１度の血液検査と外来診療、年間２回のＣＴ検査と大腸内視鏡検査をこなしてきた。通院だけでも実費で２０万円以上は費やし、さらに抗癌剤の予防投与を半年やった。これが３５万円以上掛かっている。
これから癌保険に入ろうとする御仁にアドバイスする。手術費用や入院費用の他に、その後の通院に多額の出費があることを覚えておこう。現行の保険なら通院関連がカバーできるコースもあると思う。
