シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ディナウディオのスピーカー

 隣街のショップでディナウディオの「Contour S3.4LE」を試聴してみた。
 このスピーカーはCONTOURシリーズのフロア型、S3,4を特別仕様としたもので、オリジナルより高級素材や厳選パーツを使用して、仕上げを高級感バツグンの光沢仕様にあつらえてある。そのデザインは一目でディナウディオと分かるオリジナリティを持ちながら、素晴らしく現代的かつ機能的なスタイルにまとまっている。
 ディナウディオはユニットからすべて制作している会社で、ハイエンダーオンリーにセグメントするような姑息な商品展開はしない。オリジナル思想をゼネラルなシリーズにも反映して展開する、企業姿勢のマジメさが日本人の琴線に触れるメーカーだ。
 オイラは以前、EVIDENCEシリーズのフラッグシップであるTEMPTATIONを視聴したことがある。その巨大なトールボーイから奏でられる音楽は、実に明るく音離れの良い印象であった。その明るい個性を店員に確認すると、ディナウディオの特徴でもあるとの説明であった。
 では、今回試聴したContour S3.4LEはどうなのか。実はまだ新品の慣らし運転中であったが、大分熟れてきたタイミングだったようだ。ジャズトリオを聴いた感じでは、明るい個性は感じられない。むしろ低重心で細身なトールボーイらしからぬ風情だ。小音量でも低域の量感バランスが失われず、それでいて癖のある膨らみで誤魔化すことはない。逆に、これは大音量でどんな音になるのか・・残念ながら確認できなかった。
 スペースファクターにデザインと仕上げ、音質の全てを満足させたい御仁には有力な選択肢となるだろう。所有する喜びも得られる特別仕上げも素晴らしい。
 そういえば、以前ディナウディオ・サファイアを導入した、「おじさんZ]さんはどんな音を出しているのか気になってきた。