シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ゼロ・グラビティ

 2013年のSFサスペンス映画。日本では正月公開で、世界中で大ヒットした。実はオイラ本作を1週間レンタルしてほったらかし。観るのも面倒で、そのまま返そうかと思うほど期待感無しだった。
 この作品、登場人物はほとんど2人と言っていい。しかも、中盤以降は一人だ。主演はワガママを演じたら右に出る者はいないサンドラ・ブロック。近宇宙でアクシデントに見舞われ、運良く助かった主人公がなんとか地球に帰ってくるまでの話。この手の映画に必ずあるのが、酸素が足りな〜いのハラハラ演出。┐(´д`)┌ 
 気弱な主人公が、地球に帰ってくるまでに実にたくましく成長していく様が心地よく、「千と千尋の神隠し」パターンだ。この作品は90分と短く2人しかいないくせに制作費が高い。それはズバリCGを中心とした映像表現の凄さによる。多くのメディアや専門家も絶賛する名作となった。それでもオイラは好きになれない。
 リアリティを追求したこの手の地球帰還SFは過去にもあった。いずれも好みではなく、今回もブログネタに見るだけ見とこうか・・だ。その理由は、所詮オイラは死ぬまでに宇宙へ行けるはずもなく、ならばもっと夢のある世界であってほしいのだ。息詰まる静寂と酔いそうな無重力なんて不快なだけである。宇宙で事故にあったなら、通りすがりの宇宙人が「どったの?乗ってく?」と声を掛けてくれる世界であればいいのである。