シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ナチュラル・サウンド・エンハンサー その5 (常用へ)

 NS装置をメインでも再検証した結果、今でも大きな魅力を持っていて常に使えるようにしておきたくなった。プリのTAPE‐REC PLAY(レコーダー入出力端子)に使えば、不要なときスルーすることもできる。そのためには、ラックスの管球式イコライザーを外さねばならない。代わりにトーンコンで調整するなら10年前のスタイルに戻ることになる。そうなれば当然、その当時と同じ不満が出てくる。

 アキュのトーンコンは劣化を感じなくて質は良いのだが、中域にも影響が出てくるため厚手になり過ぎる。それをセカンドシステムで常用しているのは小型スピーカーだからだ。やはりメインシステムにはイコライザーが欲しい。どうしようか・・

 さほど思案することも無く解決策が浮かんだ。前回、NS装置をDAC~プリ間に置いて試聴したが、ここにイコライザーを据えれば済むではないか。実際、メインで聴くときはいつもトラポ~DAC~プリのラインなのだ。SACDPを使うときは使えなくなるが、現状SACDPはセカンドシステムに使っており、イコライザーは必要としていない。

 ということで、イコライザーDAC~プリ間に設置し、NS装置をTAPE‐REC PLAYに接続した。これでNS装置はメインでもセカンドでも使えるし、バイパスすることもできる。ではやってみよう。

 うん、これが一番使いやすい。管球式イコライザーとNS装置の音色が似ているので、双方を使うとマッタリしてしまうかと懸念したが全く問題ない。むしろ、セパレーションが良くなって音が立ってくる。今更と言われそうだけど、NS音量をさらに絞って間接音の付加が分からない位のポイントにすると、最もクッキリとした自然な音になった。これが一番良い調整なのではないか。オイラはスピーカーマトリックスの音場拡大と相似した印象を持っていたため、間接音が増えて当然と勘違いしていたようだ。やっと本当の実力を知ったような気がする。

 しかし趣味とは言え、CDを聴くのに7台の器械に電源を入れる必要があるなんて・・やり過ぎじゃなかろうか。