シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

熱中症

 前回につづき、熱中症について・・実は昨日、オイラも熱中症になりかけた。
 連日35度を超える猛暑が続いており、日向で倒れる高齢者を搬送していた。救急隊員の服装というものは、昔は白衣を着ていたが、現在では感染防止着という薄い紙のようなディスポーザブル着衣をまとっている。感染を防止するバリアでもあることから想像もできよう、通気性が悪くて暑いのである。サウナスーツを想像してもらえば遠からずだ。搬送作業で多量の汗がでる。車内の冷房で冷やす。水分を取る。水分が体の細胞に吸収される。これを繰り返していると、体の疲労が蓄積されてだるくなってくる。連発で出動すると水分の補給もできず、昨日は頭痛とめまいで気を失いそうになった。
 熱中症には種類があって、汗をかいているうちはまだ軽症だ。汗もなく体が乾いてしまって意識が無いのが最悪の事態で、熱射病という。真水だけで水分補給をすると、ナトリウム不足になって痙攣が起きることもある。しかし、それを恐れて熱中症になったときに水道水を飲んだらダメだとばかりに我慢してしまう人がいる。情報とは怖いもので、真水でも無いよりは遥かにいい。砂漠で迷子になって、オアシスを発見したが塩気がないから飲むなと言ったら笑えないギャグだ。
 しかし、オイラが学生の頃は真夏の部活動でも熱中症で倒れる仲間はいなかった。その頃のスポーツ教育は水分を取るなという恐ろしい根性主義だったのにだ。当時よりも地球が温暖化しているのか。はては人間が弱っているのか。