シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スタートレック〜ヴォイジャー(VGR)

TNG終了後、TOSの趣に戻した作品としてこのVGRが始まった。もちろん、DS9と並行放映だ。トレック・バブルとでも言えようか。
冒険物語なので難しい話があるわけではなく、そこでこの作品ならではの特徴がほしくなる。
スタッフはVGRを強い女の世界にしたかったようだ。というか、完璧にM男君の世界である。男のキャラクターは、みずからM男でいることに満足している独特の雰囲気がある。
女性艦長のジェンウェイは人気が薄い。だが、作品中のオーラは只者ではないものがあり、これはおっかないオバサンという存在が、身近な社会の中でも恐怖対象として多くの人が持っているからではないかな。
本作での秀逸な存在はフォログラムのドクターである。彼の成長過程がコミカルに、時にシリアルに表現されていて、中盤から参加する7オブ9も同様、彼女の成長過程がみごとに書き込まれている。この2者が絡むコミカルな話が楽しく、VGRの魅力はコメディにあると断言したい。