シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スタートレック〜ネクスト・ジェネレーション(TNG)

宇宙大作戦が根強い人気のおかげで、18年ぶりにTVシリーズが再開したのが本作だ。カルト化したTOSを続編が超えるのは不可能に近いものだ。しかし、このTNGはそれを見事にやってしまったのだから平伏するしかない。人類未踏の探索という冒険物語から一変して、緻密に作られたSFワールドにおける、一つの航宙艦の出来事という視点で作られているのが新しかった。よって、ドラマや人間関係の描写に重点が置かれ、会社組織の手本ともなる倫理にすぐれたスジを持っていた。
スタートレック人気が本作で爆発したのも頷ける。
オイラは、公開前のポスターを見たときにはまったく興味が沸かなかった。なんだあのハゲが艦長か?エンタープライズがナメクジみたいだ・・第1話では、いきなり全能の魔法使いみたいなヤツが出てくるし。ところが、見る間に引き込まれていくのだった。
わけの分からん科学用語に酔い、ツルツルの操作パネルに未来を感じ、魅力的なカウンセラー役の胸元に釘付けとなった。落ち着いた作風が揺ぎ無い世界感を醸し出していて、パトリック演じるピカード艦長は、責任の重い仕事を持つ者には今もってバイブル的な存在だ。

これはデータが唯一、マルチテクニックを発揮した話じゃ!