シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

リングマグネットをダブル使用

 カナレ4S8のハードでパワフルな音はソフトを選ぶ。さらに、低音の厚みがまったく出ないのでクラシックは聴けない・・よって元に戻そうかと思ったが、それでは面白くない。それに、アクロの6N-S1000Ⅱは扁平な形状からアモルメットが使いにくい。そこで、同じアクロの6N-S1010に再登場してもらおう。

 アクロのS1000とS1010は、同じ芯線を平行配置かツイストにするかの違いだけである。それでも前者は音像重視で後者は音場重視・・と言い切れる再現音の違いがある。S1010はキャプタイヤ形状で、サイズも丁度よくアモルメットが貫通するので都合がいい。今回さらに、福田屋のリングマグネットをダブルで使ってみようと思い立った。バイワイヤ使用のため4つ作ってあったので、シングルワイヤでは2つ余るのだ。これは効きすぎる予想が立つが、勝算がある。

 まずは、4S8を外して同様の対策あれこれをS1010に施し聴いてみる。ちなみにジャンパー線はそのままサエクSPC-350を使い、オヤイデのSRBMをスピーカー側にも装着した。これはアクロとバナナプラグのSRBMは相性が良いからだ。

 これはまさに正反対の音である。広大な音場に深々とした低音、どこまでも滑らかな質感など、やはりこれがアクロの6Nの音だと感心する。そして、このいつまでも聴いていたい安堵感に浸ると、やはりオイラはアクロの音が好みなのだと再認識した。様々な対策のおかげで、S1010そのままの場合より明らかに高SNで締まりがある。このままでも一つの世界観があるが、4S8のシャープに切れ込む高域や輪郭明瞭な中域までは望めない。さあ、それではリングマグネットをダブルにしてみよう。   ~つづく~