シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

CEC TL3 3.0 の調整 (インシュレーターその2)

 元足にスペーサータイプのインシュレーターを挟んでみよう。オイラのメインシステムには、金属のインシュレーターを一切使っていない。これにより響きが金属的にならず、今まで好結果を出してきたからだ。何を使うか。

 手頃な大きさの無反発ゴムがあるが、そもそも土台が人工大理石なので下手なスペーサーなら無い方がいい。そこで懐かしいものを試すことにした。銅板とブチルを積層してテフロンシートで包んだ自作品である。長年放置してあったが劣化していないようだ。

 これは激変。音場は広めで大変大人しい音だ。しかしあまりに沈んだ雰囲気で、開放感が全くない。何か籠ったような鈍さがあって、背景が静かというものではない。昔は満足して使っていただけにショックだ。こんな酷いものだったのか・・

 ここで気になる新商品を迎え入れることとした。アコリバのRKI-5005である。少し硬めのシリコンゴム系で、マイナスイオンを発生しているらしい。かなり好評らしく、ブチルのような鈍さが無ければいいのだが。

 これはお見事!ゴム系とは思えない開放感、見事な広がりと奥行き感、不要に前に出てくることはなく、それでいてボーカルの存在感が高い。何よりも繊細な解像度と透明感が素晴らしく、オフセンターで聴いても生々しい。肝心なのが、TL3 3.0 の抑揚がある個性がしっかり感じられることだ。不満は全て解消したと言っていい。

 TL3 3.0の調整はこれで一段落としたい。何か試すにしても、今の音がリファレンスだ。

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ディーレン プロにするか悩んだが、結果的に大正解だった。