東京オリンピックが終わった。史上初の無観客開催という歴史に残る大会も、大きな事故や疑義も無く平和裏に幕を引いた。
日本のアスリート達の活躍は目覚ましいものだった。金メダルの数がアメリカ、中国に次いで３番目という事実は驚くべきことだ。開催国とは言え、観客の後押しが有ったわけでもなく、こんな小さな島国が金メダル27個、メダル総数58個というのは物凄い結果だと思う。以前のように特定の競技に強さが特化しているのではなく、開催期間中のあらゆる競技で連日メダル獲得の報告があるというのは、日本人の優秀さが如実に表れれている。
閉会式はまた、地味だった開会式の数倍地味であった。ここまで小ぶりで金を掛けず、祭典とは程遠い式典は初めて見た。日本の大晦日と評した声は言い得て妙だと思う。会場のアスリート達は、意味の分からない寸劇や日本の行事ビデオを見て満足されたのだろうか。早々に忘れてパリを期待してほしい。
