シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

グレート・アドベンチャー

 2017年の香港を中心とした多国籍合作映画。

 地上波で放映して初めて見聞した。風の噂すら知らず、題名を見て自然相手の探検ものかと勘違いしてあっけにとられたものだ。

 この前見た「スクランブル」同様、ケイパームービーだが、俳優のオーラが違いすぎる。もはやルパン三世のリアル版とでもいう内容で、主演が怪盗のアンディ・ラウ。で、銭形警部にジャン・レノ峰不二子役にスー・チーといった具合だ。泥棒が主役ながらも、決して悪人ではないところがまさにルパンで、ラストは絵に描いたようなハッピーエンド。この手の作品はこれでいい。途中で裏切りの展開があっても、きっと丸く収まるのが分かっている安心感が大切なのだ。

 しかし、アンディもレノもスー・チーも歳を隠せない。20年前に撮っていれば、もっとスタイリッシュなスピード感のあるA級品になって大ヒットしただろうに。

 そういえば、悪役でエリック・ツァンが登場。この人、香港映画なら何でも出てくるなあ。


「グレート・アドベンチャー」予告編