シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

禁断のダブル駆動 その2

 Stereo誌10月号を見ると、福田雅光氏が裸のフルレンジを用いてアンビエント再生した実験報告がある。これはタイムリーな話だと興味をひいた。

 その内容は、裸のフルレンジをパラレルに接続して45度上方に向けるだけという簡単な手法だ。かなり自画自賛した結果が記事になっている。これは真似てみようと思い、小型ユニットを手に入れようと思ったら、BGMやFM再生に現用しているTorino#3のサテライトスピーカーがあるじゃないか。裸ではないが、マイクロスピーカーなのでいいだろう。しかもコイツは45度向きにセットできるので都合がいい。作業は簡単だ。適当なSPケーブルを切ってSP端子とパラレルに繋ぐだけ。ただ、TADモニターで実験する直前に思った。ちょっとまてよ・・

 パラレル接続したらインピーダンスが半分になる。実際はそんな単純ではないだろうが、スピーカーは共に4Ωだからヤバイだろう。駆動するフライングモールは4Ωまでしか保証していないし、大音量再生もするのだ。福田氏は10月号ではそこに触れていないが、9月号から本件の執筆をしているので、そちらで注意書きしているのかもしれない。

 仕方ないので、アンビエントスピーカーは現用のままデジタルレシーバーで駆動してみる。ピュア再生に拘る福田氏の手法からはかけ離れてしまうが、前回この禁断のダブル駆動で好結果が得られた。しかも今回はアンビエント再生に使うのだから、前回とはダブル駆動の目的が違う。試す価値はありそうだ。       ~つづく~