シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

YAMAHA 5000シリーズ

 隣町のショップでYAMAHAのフリー試聴会があった。オイラは知らずに昼頃行くと、14時からの試聴会に合わせて準備万端、その前に特等席で鑑賞させてもらうことに。まあ、よくあるパターンだ。
 今回はハイエンドの5000シリーズとして、アンプが昨年末に発売されたことが契機だろうが、4月に発売予定の重量級アナログプレーヤーGT-5000が威容を誇っている。メニューを聞かれたので女性ボーカルを掛けてもらう。
 ??こりゃ何だ?存在の薄いボーカルが中央奥にぼんやり浮いて、締りの無い中低域がまとわりついてくる。高域は奇麗なのだが、全域で抜けてこない。オノマトペで表現するならブカブカのスカスカである。そこでオイラも考えてみた。これは人が沢山入ってバランスが取れるような調整なのだろうか?いや、このブーミーな低音はこの部屋のせいだ。ここで何度も試聴しているが、毎度この低音の癖を感じている。しかし、それでも酷すぎる。ソフトを替えても変わらない。ちなみに、入口はYAMAHAのCD-S3000である。
 別の客がアナログの音を聴きたいと言い、GT-5000が出番だ。これは音が一変した。幽霊のような音像が高密度にまとまり、中低音のブーミングも気にならないレベルまで解消。こりゃどういうこった?CD-S3000だって、YAMAHAのハイエンドCDPなのだ。この部屋はアナログとの相性がいいのか。それでも、奥ゆかしい薄化粧美人のような個性は変わらない。これがYAMAHAの味なのだろう。