シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

フリンジ その2

 ブログを始めたばかりの頃、スーパードラマTVでフリンジが放映され始めた。あの頃、大きな期待を持って書き込んだのが思い出される。あれから4年半、その当時買ったばかりのPCがボロボロになり、フリンジもボロボロになって終了した。
 シーズン1が終わったとき、その衝撃的なラストはイケルと思った。さすがJ・J・エイブラムス監督、SFヒットメーカーは違うねえ・・しかしシーズン2になって違和感が出始める。
 それはXファイルの趣のあったシーズン1から、あまりにも掛け離れた話になってしまったことによる。それでもビショップ親子の禁じられた関係が、パラレルワールドの話に重みを与えて観る者を惹きつけた。そして、この話はシーズン3で完結すべきであったと思う。
 しかしそうはならない。あまりにも大きな複線を残した監視人の存在が終わる事を許さなかった。その結果、シーズン4は訳のわからぬ方向に話は進む。矛盾と突っ込みネタが尽きない無残な展開にオイラのようなSFファンでも混沌だ。
 そしてシーズン5。何故未来を舞台にする必要がある?監視人を悪者にする必要がある?監視人は未来人などという低レベルな正体にする必要がある?シーズンを重ねる度、低迷でも大人の事情で打ち切りを免れたのなら、シッカリ筋の通った話にするべきだ。
 スタトレのENTは視聴率不振でヤケクソになった後、開き直ったシーズン4でもアッパレなまとまりがあった。フリンジはJ・J・エイブラムスの消えない汚点となるだろう。