シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

オールモスト・ヒューマン

 今、AXNで放映中の近未来SF作品。近未来の刑事もので、凸凹コンビの鉄板仕上げである。そのコンビがユニークで、ワイルドで男臭い主人公と人間臭いアンドロイドの2人が絶妙な掛け合いに笑いと涙を誘う。
 主役を演じるのはカール・アーバン。スタトレ的な裏見物をすれば、乱暴なドクターマッコイと人間っぽいデータがコンビになったと言える。脇を絡めた人間関係も面白くなりそうで、このアンドロイド役の黒人俳優は爆発ヒットしそうだ・・と思っていた。
それがなんと、第1シーズンで打ち切りだと!
バカヤロ〜と言いたい。(# ゚Д゚) この新鮮なアイディアとリアリティ、ヒット間違いなしのバディムービーで今後の可能性大の作品が、何も無かったかのように消え失せるのである。
 どういうことかと言うと、なんとかシーズン2まで展開した作品は、リピートされるしDVDもセールスを受けよう。しかし、シーズン1で終わる作品は駄作として排除される運命にあるのだ。「THE EVENT/イベント」が良い例である。中途で終わるシリーズのDVDに金を払う人もなく、TVでもシーズン1で打ち切りの作品は再放送されない。
 本当に駄作ならいい。しかし、他の作品との競合と思惑、利益主義な理由等で、大きな可能性を持った作品がボツにされるのは哀れ極まる。ある意味、今AXNで放映しているのは大変貴重である。今後、二度と再放映されないだろうから。

シーズンを重ねれば、刑事ものにして哲学にも昇華した可能性のある設定だ。