シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

バッドランド ~最強の戦士~

 2015~2019年に掛けてAMCで放映したソードアクション活劇。

 主演はダニエル・ウーで、主たる脇でアラミス・ナイト、マートン・ソーカス、オリバー・スタークといった馴染顔も出演し、毎回ハードなアクションを魅せる。かなりスプラッタ色が強い作風だ。残念ながら3シーズンで打ち切りとなったが、正直言ってこの手の作品は長々続けるものではない。伏線を残しながらも、それなりに完結したのでまとまりのある終わり方だ。

 本作がユニークなのは、世界が崩壊した後を舞台としながらも、何故か銃器が存在しない不思議な世界(車やバイク、爆弾などはあるぞ。)が舞台だということ。おかげで戦う武器は刃物となる。よって、近代技術も入り混じった戦国絵巻が繰り広げられる。その結果、遠い国でも車でひとっ走りなのでスピード感がいい。展開がもたつかないのだ。

 シーズン2以降からバッドランドという閉鎖された世界から外へ話が繰り広げられ、修道院や邪悪な宗教集団、その敵対集団やらが入り混じっていく。そして、全体の流れの中心は主人公ではなく、バロンという領主の一人だった弩Sの美女がほぼ主役となっていく。これって、本当にスタッフの予定だったのだろうか?エミリー・ピーチャムの演じるS嬢が際立ってカッコ良く魅力的だ。後半はもう、完全に彼女のための作品である。オイラは彼女に惚れて最後まで観る気になったと言っていい。数々の有り得ない弩派手アクションをご覧あれ。


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