この頃、オーディオアクセサリー誌が発売されると書き込んでいる。音元出版から金を貰っているわけではないが、誌面がワイド化されてから何となく活気が感じられるのだ。
さてさて、152,153号と続いて154号にも付録CDが付いている。これが寺島レーベルのサンプルCDというから面白い。もちろん、中の記事もメインディッシュとして寺島対談が扱われており、製作サイドが趣味人である画期性がよく分かる内容だ。サンプルに収まっているのは以下のとおり。
1 大橋祐子トリオ 峠の我が家
2 松尾明トリオ 朝日のようにさわやかに
3 MAYA マルチーニの女
4 寺村容子トリオ ダニー・ボーイ
5 高橋康廣With松尾明トリオ リンゴの木の下で
6 山本玲子テンパス・フェジット ディアンヌ
3と4はオイラもアルバムを持っている。いずれもパワフルな趣味性溢れる録音だ。
誌面の記事は前回話題となった「PC-Triple C」の独壇場である。評論家の貝山知弘氏は自宅の大掛かりなシステムの配線をすべてコレにしたという。
また、日本のガレージメーカーが作ったスピーカーに注目した記事が増えた。これは喜ばしいことで、FALもまたクローズアップしてほしいものだ。
ユニークなのはStereo誌 9月号ではハイレゾ再生の優位性を大々的に扱っているのに対し、アクセサリー誌ではパッケージメディアを大事にしようとする姿勢が伺えるところがある。
この専門誌、以前より趣味性が強くなった気がする。