ブック・オフの500円以下ゴミ・コーナーは、たまに在庫が更新しているのでチェックしている。
検索に慣れたもので、高速で目を走らせていても新しく入ったディスクにはブレーキが掛かるのだ。そして下の4枚をまとめてゴソっと発見。何が掘り出し物かって、これは全てSACDなのだ。それもマルチ対応のペンタトーン・レーベルによる高音質盤で、3枚は新録である。この一枚3500円前後のディスクがなんと、一枚250円と表示されている。オイラは目を疑った。2500円ではないのか?しかし、500円以下のコーナーに置かれているのだから間違いない。もう曲が何だろうが関係なく、まとめて購入する。しめて1000円なり!もう笑いが止まらない。
ペンタトーンはSACD専門レーベルなのでこれまで聴いた事がなかった。入手したのはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲や管弦楽曲、それとヴィヴァルディのフルート協奏曲だ。ヴァイオリンのソリストはユリア・フィッシャー。ピアノも弾ける才女で美人とスター要素申し分なし。女ソリストはヴィジュアルが良ければ全て良しとする。
聴いてみると、こりゃまた驚くほど音場感が広い。最初の2秒で超が付く高音質だと分かった。モーツアルトの室内楽は小ぶりなものが多いのに、オーケストラのように広大な音の広がりを魅せる。
この掘り出し物を見つけた後、ゴミ・コーナーではないクラシック・コーナーを見ると、ちらほらとSACDが混ざって置かれていた。しかしそれは昔のカラヤンとかフルトベングラーなどの復刻SACDであって新録ではない。そのくせ2000円近い正札が付いているのだ。メジャーなものは高値でも売れるということだろう。ホント、音の事を知らないので助かるなあ。