シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

栄光のカーク艦長

 スタートレックシリーズの第1弾、TOSはカーク艦長の魅力的な冒険で時代を超えた魅力を放っている。
しかし、過去の古臭さはいかんともしがたい。ところが、このカーク演じるシャトナー氏は監督には向かないが平易な作家としてはいいアイディアを魅せている。それが晩年のカーク艦長の大活躍を時代を超えて24世紀に持ってきたシャトナー・シリーズである。
 本日、古本屋でその最終話になる「栄光のカーク艦長上下巻」を見つけて思わずヤッターと声が出てしまった。200円だ。うれしい〜〜〜!
 このシリーズが面白い理由は、スタートレックのTOS,TNG,DS−9,VGRのレギュラーを同じ舞台にてんこ盛りしての大サービスドラマが展開する点につきる。スタートレックを良く知る人ほど楽しめるわけだ。しかも作家がシャトナーなので、主役はヒーローのカークだ。特権である。ピカードなんぞ作品のダシにしかならない。この潔い開き直りの自己満悦的作風は、子供の頃「宇宙大作戦」の名でTOSに強い郷愁を持つ世代にはアッパレと受け入れられよう。小説では読み手の都合が良いように映像を脳内補完するので、映画では無理な事もまったくノープロブレムだ。
さて、じっくり完結にむけて読むとしよう。

シャトナー・シリーズ全巻。この連続ドラマの発端は映画「ジェネレーションズ」である。