シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

Suion Acoustics

 隣町のショップに大変マニアックな中古品スピーカーがある。ホームページには結構前から紹介されていたが興味はなかった。しかし、新年の挨拶がてら実物を見ると他には無い存在感に音を聴いてみたくなった。

 そのスピーカーは粋音舎のSuion Acousticsというもので、店を畳んだ秋葉原のオーディオMotegiから流れてきたという。1950年代のドイツ製フルレンジが後面開放型のオリジナル箱に収められている。今どき在り得ないスタイルのビンテージだ。箱は新しいので大変キレイで、驚くのはユニットにシミ一つ無い美品である事。ラーヴェオプタという20㎝フルレンジで、古いラジオのユニットを取ったものらしい。

 ビンテージユニットの特徴はコーン紙が軽い事で、球アンプの時代だから能率の高さが命。この反応の良さを生かすため、背圧を掛けない箱を粋音舎が用意したわけだ。本当は球アンプで聴いてみたかったが、お試しなので我儘は言えない。適当に繋がれた中古の普及プリメインで試聴。

 あは!なんとも明るく乾いた音だこと。そのためか20㎝フルレンジなのに高域はナローに聴こえない。そしてメリハリと押しが強い。これは以前聴いたローサーも似た傾向だった。FOSTEXのFE203を使ったバックロードも同様、軽いユニットの特徴なのだろう。案の定、低音は無いに等しい。これは後面開放型に合ったセッティングをしなければ無理もない。

 このスピーカーは、古風なレンガの壁の前に適切にセッティングされたレトロな喫茶店で、ビンテージアンプによって鳴らされるのが相応しいと思った。

こうした世界も認めて趣味人だよね。