シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アモルメットコア その4

 アモルメットコアを導入して悦に入ったのは2017年の秋の頃だった。あの時入手したのは241と221で、切り売りのスピーカーケーブル用に丁度良く、現在でも活躍している。先日、ハードオフでこの295がCD1枚ほどの価格で売られており、思わず買ってみた。ただ、一個なので使う場所が限られる。295は内径が16.5㎜あり、RCA端子が貫通できるので、デジタルケーブルに使ってみよう。

 一聴して余韻が多く聴こえるのが分かる。若干力強さが増している気もする。しかし他の要素はあまり変わった印象はない。かなり対策された後だけに、アモルメットを一つ追加したくらいでは大きな違いは出ない。それでは、DAC~プリ間のRCA接続に使ってみよう。普通なら内径16.5㎜にLR2本のRCAケーブルを通すのは厳しい。しかし、現用しているシルバーパルスは細いのでそれが可能なのだ。

 やはり余韻が多く聴こえるのは変わらない。それ以上に全体の解像度と奥行き感が増しているのが分かる。これは文句なくこっちが採用だ・・と思ったのだが、気になる点があったので比較を再度行ってみると、気になっていた要素が分かった。DAC~プリ間のアナログラインでは力感が削がれてしまうのである。デジタルラインに戻すと、立ち上がりがパワフルで生気を感じる。ここは好みの選択であろう。少し前なら解像度や奥行きを重視したところだ。

 他にもクロックケーブルで試すことは可能だが、あまり期待できない。今回の比較は結構微妙で、2~3年前なら気のせいレベルと捨てていただろう。

 今回テストした日本オーディオのデジタルケーブルとDH Labsのシルバーパルスは、共にノンシールド構造なのでノイズに対する差が出やすかったのだろう。