シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

北京冬季五輪の閉幕

 北京冬季オリンピックが終了した。日本は冬季最多のメダルを獲得し、華々しい成果であったと思う。

 本大会は、その裁定疑惑やドーピングに対する不透明な判断など、大変外野が騒いだ大会の印象が強い。少しでも開催国に有利な裁定があれば、ホームタウンデジションだと騒ぐのは恒例なれど、本大会はそんなレベルではない非難が目立った。その中で、日本人は文句を言わず、潔さという美学を貫いていた。他国ではそれが理解しがたく、自分達にはできない所作なのだろう。本大会は日本人の美しさが際立つものだったと思う。

 一つ、印象的な競技が女子フィギュアスケートだ。金メダルを獲るためには、選手はロボットとして最高の業を仕込まれ、勝つためには何でもする国と、飛びぬけた技が無くてもコーチとの信頼と今の美しさを極めようとする国。その結果は、だれもが納得する結末に導かれた。越えられない悪の力であったが、ロボットにも感情があったのだ。それは、私が居なければ周りに迷惑が掛からないという悲しみと、これだけの技を見せつけて何故トップじゃないのだ、という怒りだった。

 これはもう、出来すぎた映画である。もちろん、主人公は美しく最も若いロボットだ。そして、続編は悲しみと怒りが芽生えた2体のロボットのその後が描かれる。是非、感動的なシナリオを書いてほしい。