シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

コロナ禍の神事

 5年前に、春祭りの神事を当家(当番班)として行ったことを書き込んだ。今年は秋祭りの当家である。新型コロナにより屋台の引き回しも無いが、神事だけは止めるわけにはいかない。五穀豊穣の神様が機嫌を損ねては困るのだ。

 しかし、三密を避ける必要はあるので、必要最低限の人数で実施された。のぼり旗は上げず、甘酒の振舞いも無し。餅投げも無ければ直会も無い。まさに関係者だけのクローズドな祭事である。そんな簡素化された祭事でも、前日は雨だったので準備が大変だった。

 地元の神社は割と歴史があって、平安後期に京都から神様を勧請し、現存する本殿は江戸初期の頃に建立されたものらしい。そして、その神様に供物を献上する作法が特殊神饌として市の文化財に指定されている。不安定な三方に乗った供物をバケツリレーのように手渡していく・・これがいつも緊張を強いられるのだ。今回、オイラはさらに不安定な板橋に筵を敷いた場所で構えることに。その事前練習で供物を落としそうになり、体が反って腰を痛めてしまった。幸い、本番では失敗が無かったが今でも腰が痛い。

 神事が終わると、供物を混ぜて皆でより分けるのだが、とにかく神様の食事は不味い!縁起物だから我慢するしかないのだ。