シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アンフィオン Argon1

 アンフィオンのスピーカーは、昨年の6月にArgon0をリポートしている。(2019-6-10 Argon 0参照)かなり好印象だったので、今回期間限定でArgon1の試聴ができると聞いて隣町のショップに出向いた。
 Argon1は、Argon0よりウーハーが10㎝から12㎝になっただけ二回りほど大きい。それでも他の強豪小型スピーカーより、かなりコンパクトだ。今回は自宅からオールウェイズや、バロックのCDを持参して気合を入れて聴いた。
 まずは予想を遥かに上回る低音感に注目。柔らかく、輪郭があまり感じられないが驚くほどの量感だ。そして、中域から高域の抜群の透明感はArgon 0と同様で、全域で素晴らしい抜けの良さを感じる。ただ、音像が肥大して見えるのは何故か。インシュレーターやケーブルで調整できようが、基本的にこの雰囲気は変わるまい。デノンのプリメインで駆動しているけど、まるでシングルの管球アンプで鳴らしているような風情である。

 試聴中、知らない客が何を鳴らしているのか聞いてきた。Argon1を指さすと、しきりに感心している。先日、日本の大手メーカー職員がこのスピーカーの音を聴いて、個人的に欲しいと唸ったそうだ。

 透明という色があるならば、とても魅力的な音色だ。聴感上のレンジも広く爽やかである。我が家でのTADモニターはすでに役割を終えている。音質以外の設置的な条件もクリアで、Argon1は更新機種候補となった。

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~追伸~

その後、Argon0を再試聴した。スケール感は低下するが、低音のバランスはむしろ好ましい。主スピーカーの邪魔にならないマイクロサイズはやはり魅力。こうしてアンフィオンノスピーカーを続けて聴くと、その個性が分かってくる。例えれば、アクリル板に水彩絵の具で描いた絵のようだ。