シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

キックボクサー/ザ・リベンジ

 キックボクサー/リジェネレーションの続編。
 金返せレベルだった前作の続編を、なんでまた観たのか。本来、あの低レベルな作品に続編は興行的にあり得ない。なのに何故?素朴な疑問と、ウエスト・ワールドの難解な話に疲れていたのもある。つい魔が差してしまったようだ。
 ストーリーはどうでもいい。アクションだけ見てくれと言わんばかりで、前作以上に観るべきものが無い。この主人公を演じているスタントマン上がりの男は、ジャッキー・チェンとコミカルな格闘アクションをする白人の敵用心棒役に丁度良い。
 前作は、すっとぼけたバンダムのキャラが唯一の見せ場であった。今回はそれすら無く、何を見ればいいのか。ほとんどアクションをしないし。
 マイク・タイソンロナウジーニョはまったく意味のない使い方で、特にタイソンは近年B級アクションによく出演しているが、悪役をやらない。これはきっと本人の条件なのだろう。本作でも極悪人を演じるべきで、トレーナーのバンダムと役が被っている。クリトファー・ランバートは久々に観た。ハイランダーのオマージュをするなら、もっと派手に魅せてもらいたい。バンダムの息子は何しにでてきたのだ?親バカもほどほどにしてほしい。
 悪口ばかり言ってもしかたがない。この続編は、バンダムが前作の明るいキャラのまま主役を張って、タイソンを敵に2人でゼ〜ゼ〜言いながら戦えばいい。まあ、最後は疲れ果てて気心が知れ、悪人プロモーターのハイランダー崩れを共闘して倒す・・でどうだ。

キックボクシングでもない地下格闘技のお話ね。