シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

昭和の秘密基地

 ムッス〜が隣町に遊びに行って面白い店を見つけたらしい。居酒屋の誘いを受けた。二十歳になった次女から飲み屋の誘いとは・・オイラもこの世の義務を終えた感ありだ。
 オイラは普段飲みに歩かない。夜はネオン街を歩くと正気を失ってしまう。だから誘われて行くのがほとんどで、近年はそんなお誘いも無いため妙にソワソワする。
 電車で2駅、隣町に着いた。するとやけにケタタマシイ音楽が聞こえて来る。どうやら駅前広場でミュージシャンが歌っているようだ。近寄ってみると露天商も一杯で、街ぐるみの大きなイベントをやっている。「やらまいか音楽フェスティバル」というものらしい。駅前だけでなく、街のあちこちの路上でロックの演奏がガンガンである。ウルサイことこの上ない。
 そんな喧騒を横目にムッス〜の案内で連れられた店が「半兵衛」という居酒屋だ。昭和の秘密基地というのがキャッチフレーズらしい。
 入り口に立って唖然とするオイラ。なんとも古い看板で張り巡らされた壁が迫力満点で、入り口が分からなかったほどだ。中に入ってそのテーマに沿ったレトロ演出が実に楽しい。まさに作られたレトロであるが、そんな秘密基地風情がオッサンには居心地がいいのである。ムッス〜によればオッサンより若いオナゴに人気があるらしい。
 メニューがまたユニークだ。焼き鳥や串ものなども1本売りしている。何十円レベルのメニュー表は昔の駄菓子屋気分にさせる。イナゴからカエルまでメニューにあれば、仕上げにチキンラーメン永谷園のお茶漬けなどもある。200円位だ。スープは無料だし、オナゴにはアイスも無料。会計のあとに駄菓子のお土産付き。
 う〜ん・・また来たくなってきた。つぶれんでくれよ。

浜松は音楽の町なのだ。



オイラの秘密基地にしたい。