シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

突然の不幸

 不幸は突然やってくる。身内が危篤状態となった。
 台風一過、災害対策本部に深夜出向して寝不足の翌日、睡魔に任せる瞬間にその電話が鳴った。眠いとか、翌日の仕事とか関係ない最優先事項である。病院へ直行した。
 脳出血だという。しかし、これほど急に悪化するのは普通ではない。病院に着いたときには昏睡状態で、朝まで持つか分からないという状態であった。その理由は、脳梗塞を既往とするため血液をサラサラにする予防薬を飲んでいることが災いした。出血が止まらないのである。さらに酒飲みのため、肝臓が弱り血液凝固因子が少なすぎる。脳幹にまで出血が及んでしまい、延命治療の有無を聞いてくる始末だ。まだ若いのに・・
 オイラは2日休みを貰って病院に寝泊りした。世話になった人なのだ。3日経過したが、ICUの報告では、最悪の状態から留まっているという。結果、ICUから一般病棟の個室に移すことになった。回復したのではなく、いつでも家族が看取れるようにとの配慮だ。
 このままの状態が続くと別の不安がやってくる。危機感の麻痺と、生活面への影響だ。高齢者世帯での不幸であるから、この先安心できない。
 脳出血脳梗塞といった脳卒中は突然やってくる。それは特に切っ掛けがあるわけではない。今回、TVを見ていて突然2重に見えるようになり、激しい悪心と嘔吐がサインとなった。脳梗塞では、いきなり片側の四肢麻痺や、構言障害、顔面の歪みが起きるのが典型的だ。これは一時的で回復する前兆も多く、様子を見ようと病院へ行かないケースが多い。致命的な誤判断だと断言する。即、病院へ行くべきだと心得たい。