ケーブルを継ぎ足す。普通は接点が増えることをあえてしない。
しかし、10年ほど前、スピーカーケーブルの終末端側に高品位なタイプを継ぎ足すとその性質が現れると評判になった。たしか、紙面で福田雅光評論家が発表したのが発端だと思う。この種の論評で最先端の論者ゆえに、市場への影響はでかい。専用のアタッチメントまで高価なものが発売された。このオカルト紛いな説は、その下地として電源ケーブルで音が変わるという認識が定着したことが拍車を掛けている。長大な屋内配線をそのままに、僅かな長さの高価なケーブルをコンセントから繋ぐ・・その行為は同じといっていいからだ。
前置きが長くなった。実は現在、メインスピーカーのFALを駆動しているのは、直下に置かれた弁当箱大のフライングモールである。(2014/11/17アンプ交換参照)プリアンプがセンターに無いため、どうしても片チャンネル2.5mのケーブル長が必要となる。やむなく1.5mと1mの、XLRケーブルを接続して使っているが、どうにも精神衛生上気持ち悪い。ネットのQ&Aを見ても、ショップで聞いても継ぎ足しによる劣化は分からないだろうという。正直な回答だ。オーディオ用のXLRケーブルを2m以上となれば数万円は掛かる。プロケーブルのベルデンあたりで格安品を買ってみようか・・どうにもバカらしい気がする。
そんな心持ちのところで、前述のケーブル継ぎ足し法を思い出したのだ。これは、プリ〜パワー間でも同じじゃないのか?
現在、アキュフェーズのOFCタイプで1.5m+1mとしているが、このパワーアンプ側に受ける1mの部分を別物と交換するとどうなるのか。自宅に使っていないヤツがあったはずだ。ちょっと面白くなってきたぞ。(*゚▽゚*)ワクワク
現有のXLRケーブル。そのブレンドの具合は次回。