バイワイヤリングが紙面で持て囃された頃、さっそく試してその効果を実感した。それまではスピーカーケーブルをウーハー側に接続するか、ツイーター側か、はてはタスキ掛けかと選択していてその違いも楽しんでいたのだが、やはりバイワイヤーには及ばないなと結論づけて10数年の年月を流してきた。当然、現用しているワイヤーワールド・エクイノックスⅢはバイワイヤー仕様である。
さて、先日店頭から借用してみたゾノトーンBlue Spirit-777SPはシングルなので、この試聴ではバイワイヤーショートバーが必要となった。しかし付属の金メッキプレートはチャチなため、アクロの6N線で作って使う。昔よくやった方法だ。そのときの試聴結果は報告した通り。
さて、元に戻そうかと思ったら、何だかせっかく新たに6N線で作ったショートバーがもったいなくなってきた。このままシングルのスピーカーケーブルをいくつか試してみようか・・そう思いたつと何だか楽しくなってきたではないか。(*゚∀゚*)
FALのスピーカーを使いだしてからもシングルで接続したことは無かった。考えてみるとFALはフルレンジ+ツィーターであって、この構成でバイワイヤーをしている人を知らない。故長岡鉄男氏も古山社長もシングル接続だ。
オイラはバイワイヤリングの恩恵を盲信していたのかもしれない。さっそく自宅のケーブル墓場(寺島靖国氏の表現)から、昔のスピーカーケーブルを引っ張り出してみよっと。 〜つづく〜
玄関も春らしくなった。