シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

クリスマス・コンサート

 クリスマス・イブなのに、2人の娘はヒマだという。世の男はオナゴを見る目が無いというか・・それではと、ケーキを買いに行ってからみんなで出かけよう。
 車で40〜50分のフラワーパークでイルミネーションをやっている。そこの温室内ではミニ・コンサートも開演だ。毎年行くので、実は娘も行きたがっているのだ。今年は一際寒く、外気温は0度。例年のパターンで、数少ない座席に座るためには開演の30分以上前から入って確保すべき事を学んだ。温室内はクリスマスの飾り付けで夢の国状態。子供達には良い思い出の場所になるだろう。
 イブである今日のコンサートは声楽&ピアノで、声楽担当の鈴木啓之氏は地元浜松出身のバリトン歌手。無名ながらも多くの賞を獲得した実力派で、フィンランド歌曲に造詣が深い。30分のミニコンサートなので、アンコールを含めても7曲であったが、大変感動した。言葉は分からずとも、有名なクリスマス曲も混じえて歌うその声は、巨大な植物園の温室に盛大に鳴り響いた。バリトンの声は耳に刺さるような刺激が無く、大音量でも心地よい。
 クライマックスの頃には寒さも消し飛ぶ人だかり状態。当初はまばらな拍手もラストはブラボ〜大喝采である。いや、いいものを聴かせていただいた。最近、ソプラノ系の声楽より、男性テノールのCDをよく聴くので、ますます男の声に惚れだしている。
半世紀を生きてついに危ない趣味に走りそうだ。( ̄ー ̄)



鈴木啓之氏。小柄な体格で想像もできない声量だ。



ラスト2枚は次女が撮影。光る感性を持っている。