予想以上の日本選手によるメダルラッシュが展開されている。その裏で、マスコミにやたらと持ち上げられて期待を背負わされた種目は軒並みやぶれ去った。これは話題を振りまかれると、過度な期待を持ってしまう宣伝効果そのものだ。選手も重圧にストレスを抱えてしまう。現に米国の女子体操スターは心が耐えられず棄権してしまった。マスコミの連中は自重すべきである。
さらに、試合後のSNSなどによる選手への中傷、罵詈雑言が甚だしく、それをもっと大きくしてやろうとトップニューズに取り上げる記者が実に腹立たしい。しかも、中国や韓国に敵対心を持たせるような取り上げ方が不快でならない。この2国は日本の敵だったのか?
東京五輪の開催前は猛反対していた御仁が、厚かましくも選手を褒めたたえていやがる。これを皮肉った投稿に野党の蓮舫議員は、政府の危機管理と選手の応援は別だと正論のごとく言い返した。子供も呆れる屁理屈である。メダルを取った選手はインタビューで、こうして戦える場を与えられたことに感謝した。戦える場を消し去ろうとしてきた連中は、その言葉を聞いてどう思うのか。せめて黙ってろと言いたい。