シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アキュフェーズ DP−510

 アキュフェーズのDP−510をメーカーから借用した。目的はトランスポートP−50Sの後継機探しである。
 トランスポートというと、国内ではエソテリックかCECが代表メーカーであるが、他の大手でも独自の技術でディスクの読み取り精度をアップしたメカを作りこんでいる。さすが日本企業、外国製CDPはフィリップスか日本のメカに頼るのが実情なのだ。
 特にアキュフェーズは、SONYのパーツを使っていた頃からトランスポートメカにも力を入れていた。なにせ高級セパレートプレーヤーのパイオニアなのだ。
 まずはリングに上がった2者を紹介する。P−50Sは13年前の商品で、途中にクロックのバージョンアップもしている。DACも無いのに50万円以上も金が掛かっているのだ。銃弾も跳ね返しそうな厚手鋼板に包まれて25キログラムもある。かたやDP−510は最新のCDPで、45万円強。その中身は、DACに金が掛かっているだろうから、トランスポートに掛けた物量を単純比較しても不利ではある。あとは日進月歩のデジタル機器、時代の差がどれほどあるかだ。
 自宅に届いたDP−510を直に触れて、まずは感心した。どこを叩いても「ゴソ・」としか音をたてず、金属的な響きがない。試しにレクストのスタビライザーを乗せて叩いても、響きに変化がないから大したものだ。よほどの振動対策が練られている。アルミ製のトレイ動作は高級感バツグンで、横に力を加えようがまったくガタがない。しかしリモコンはチャチだ。まあ、まずは音を出す前の質感でDP−510は圧勝した。
 さあ、肝心の音はどうだ・・   つづく。

アキュフェーズは無料貸し出しをしてくれる稀有なメーカーだ。