シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

浜松レコード展

 隣町が市制100周年として開催した記念事業の「浜松レコード展」に行って来た。NHKが所有する30数万枚のアナログレコード、これが実は浜松市で保存されている。その中で選りすぐりのレコードを、ジャケット展示したのが今回の催しだ。
 会場では、アナログレコードの演奏会が行われていた。主催はNHKであるが、この演奏は地元で40年以上の歴史を持つ「浜松オーディオクラブ」が協力している。
 会場では、ジャンルごとに貴重なSP,LP,EPが展示されており、あらためてそのデザインは芸術だと感じ入った。自分もビートルズのオリジナルなど、多くを所有しているので、同じものが展示されていると何だか嬉しくなってきた。
 演奏は、タンノイのエジンバラマランツのモデル66で駆動。これは雰囲気あってよろしいが、プレーヤーがデノンの DP-1300MK2 というのはイマイチだ。
 今日のカリキュラムはシネマ音楽ということで、最初は1930年代のものからスタート。ミイラのようにカサカサの音であるが、聴いている10人前後の客も半分はミイラのような御仁なのでしかたがない。その後、往年の名曲をオンパレード演奏するのだが、これが失望極まった。それはオリジナルではないからだ。
 オムニバスのディスクを使うのは入れ替えの手間が省けていいかもしれないが、往年のシネマ曲をこうした特別なイベントで披露するのなら、映画で使用されたオリジナル・サントラ曲を使うべきである。実際、別の日にはクラシックやジャズ、ポップス等はしっかりオリジナルを流しているのだ。
 お世辞にも褒められた進行と選曲とは言いがたい。あげくの果ては、「まだ聴きます?」だと。気分転換に、ジャズ喫茶「トゥルネラパージュ」に寄って来たが、それについてはまた次回。