シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ヤマト発進!

SPACE BATTLESHIP ヤマトを観に行って来たぞ。10月23日にいやな予感を書き連ねたが、実際どうだったのか。まさに僅かな期待だけをもってヤマトは発進したのだ。
ネタバレするつもりはないが、見事にオイラの悪い予感は的中である。こうも予想通りの作品はなかなか無い。
初期のTVシリーズをなどりながら、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」の作風で仕上げたようだが、ギャラクティカを大変幼稚にしたような船内風情がホントにガッカリである。あれだけの戦艦なのに20人位しか人がいないみたいだ。
それぞれの役者は個性を発揮して頑張っている。ガミラスイスカンダルの正体もあれでいい。アナライザーも悪くない使い方だ。なにがマズイかって、もう演出の悪さがすべてを台無しにしてしまった。最高の素材と最高の人材を投入して、この有様では海外に出しては恥ずかしすぎる。クライマックスは海猿3よりヒドイメロドラマだ。
頼みの綱のVFXは・・実に荒い!泣けるほど重量感が無い。30分番組のウルトラ・シリーズと同じレベルではないのか?戦闘シーンは大変音がウルサイ。迫力と喧しさを勘違いしている。
TBS60周年記念映画なので、おそらく半年もすればTBSでTV公開されるに違いない。
日本人が初めて世界に挑むSFエンターテインメントという副題が付いているが、あらゆる意味で遥か昔に世界配給された「宇宙からのメッセージ」の足元にも及ばないと評価する。

映画より、こっちの方がいいぞ!!