例年、一泊二日なので遠出は無理。そんな訳で岐阜あたりに出向くことが多くなる。高山、白川郷、下呂などなど・・じつはまだ長良川の鵜飼を見ていなかったので、今回はそれが目的だ。
東名高速でいきなり事故渋滞と幸先悪く、東海北陸道が盆帰省渋滞で「ひるがの高原」手前にて6キロ渋滞という、想像以上の混雑な事態。急きょ第2案に変更し、郡上の「大滝鍾乳洞」へ。これは期待していなかったが、実に良いところである。
東海一の規模を誇る鍾乳洞は大変涼しく、猛暑にはピッタリだ。周辺も観光地として風情ある整備がなされている。その後、ヤナ漁で捕れた鮎をほおばって早めにホテルの「十八楼」へ。ここは150年の歴史があり、細かい気配りが利いた良い宿だ。料理も品がある。この宿は、その地下道から直接長良川の船着場へ行くことが出来る。まるでサンダーバードの基地みたい。(^O^)
オイラは鵜飼いの見学なんて、遠巻きに暗がりの漁を見るだけかと思ったら大間違いだった。もう目の前で迫力のある鵜飼い漁が展開され、水しぶきと松明の火の粉がアチチ状態。しかも、この日は年に1回の「火祭り」の日でもあるため、花火とのコラボが素晴らしい。狙ったわけでもなく、たまたまラッキーな特別日に当たっていた。鵜の撤収場面も手で触れられるほどの近距離で、想像を遥かに超えた満足度であった。長良川の鵜飼いは、他の地区で行われている観光ショーとはレベルが違うらしい。1300年以上の歴史があって、世襲制で相伝されている古来からの文化だ。
連日の猛暑から2日目は、金華山登頂を取りやめる。焼肉になりそうなのだ。で、愛知県に戻って「トヨタ博物館」で涼む事とした。するとどうだ、ちょ〜カッコイイ車の展示に興奮の連続。50過ぎのオヤジが童心に戻って写真撮りまくり状態。特に感動したのが、幼少の頃、実家にあった自家用車「コロナ・クーペ」が展示されていた事。沸き起こる郷愁に感涙ものであった。
最後は、トヨタ博物館から近くにあるモリコロパーク内の「サツキとメイの家」を見学。これは映画「となりのトトロ」で舞台となった50数年前の家屋を緻密に再現したもので、その半端でないディテールの細かさに歓声が沸く。中の見学は映画の記憶とマッチして実に楽しい。最後の最後で、あまりの猛暑と写真の撮りまくり状態にバカチョンカメラがオーバーヒート、壊れてしまった。まあ、人間がオーバーヒートしなかったのが幸いであった。
こんな風情の中で・・
ケーブルカーで鍾乳洞入口まで。
ホテルから覗く長良川。さすがに鵜飼いシーンはバカチョンカメラでは無理〜
金華山と岐阜城。
トヨタ博物館。オシャレでカッコいい。
サツキとメイの家
となりのトトロを観た人はこの柱の根元に注目。