シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

サロゲート

 これは2010年の正月ボケが終わった頃、劇場で観た。
 ブルース・ウィリス主演の近未来SF作品。監督はジョナサン・モストゥだからこの手の作品はお手のもの。身代わりロボットが世界に蔓延る社会で人間性不在の警告を主題とした・・まあ、古臭いテーマではある。突っ込み所も多く、今と変わらぬ風景と人間そっくりのロボットの同居は明らかに低予算による悲しさ。それでも観る者を引っ張っていく展開の面白さはリッパだ。前半活躍する、髪のあるブルース・ウィリスのロボットがなかなかカッコいい。(^O^)ラストの締め方もB級SFアクションとして合格点だ。しかし、本作は可哀想な作品である。
 前年暮れからの正月映画の目玉としてアバターが公開され、ロングランの大ヒット。サロゲートも本国では正月映画であるが、日本では1月後半の公開という扱い。さらに、不幸なことにアバターと操り人形というアイディアが同じだ。アバターの興奮冷めやらずにサロゲートを観に行った人は、だれもが二番煎じと思ったことだろう。しかもアバターの3分の1ほどの低予算B級作だから、なおさらである。
 そんな不幸な作品なので、ツタヤで100円レンタルして見てあげてちょうだい。