ケーブルスタビライザーとして、ワイヤーグリップをホームセンターで購入して活用していることを紹介した。しかし、最近フルテックのコネクター・ケーブルホルダーが絶賛されているのを見て、この手の市販品も使ってみたくなってきた。
それでも効果があるか分からんものに高い銭は出したくない。たとえ店頭で試聴した結果があってもだ。そうなれば、やはり中古品である。
オーディオテクニカのAT6285というケーブルスタビライザーが安くでていたので、買ってみることにした。AT6285はこの手の商品の中ではレジェンド的存在で、その物量と秀逸なデザインが目を引かずにいられない。何かアクション映画やSFで出てくるヤバイ物体のような存在感は、効果が無ければインテリア小物にしたくなる。
どこに使おうか。ここはやはり、風が吹けば飛びそうな日本オーディオのケーブルに使ってみよう。まずはDACの電源ケーブルに使ってみる。おお、締まる締まる。痩せはしないが、ちょっと高域のテンションが上がり気味だ。良し悪しは別として、効果は間違いなくあるようだ。
場所を変えよう。CDPと外付けクロックも日本オーディオ製に変えてあるし、この両者は太さが同じなので同時に2本スタビライズしてみよう。やはり締まるな・・ボーカル音像がフワリと自然なウィリアム浩子が、こんなにピンポイントに凝縮していいものか。さっきと違って高域が跳ねてこないから、しばらくここに置いてみよう。
暑くなってきたので、ホットカーペットを取る夏バージョンにそろそろ変更である。ライブになるので調整が必要となるが、今のやりすぎなほどクリアな音は夏らしくていいかもしれない。