シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

松井慶子

彼女は大変好きなアーティストで、知った時期が遅かったために昔の作品を中古ショップで安く手に入れたりすると、心ウキウキである。
何故か日本での知名度はそれほど高くなくて、米国の方が有名人扱いの彼女、旦那が尺八奏者で時折曲にも参加している。
この旦那の尺八が入った曲が実にいい。やはり夫婦競演は気合が入るのだろうか。我が家では考えられないことだが・・
松井慶子の作品カテゴリーは、コンテンポラリージャズということになってるけど、なんとも分類に困る多様性のある作品群である。
初期の頃はボーカルも織り交ぜて、軽めのジャズやフュージョン系の作品が多かった。シャレた都会的な感じが米国で受けたんだろうか。
近年ではアフリカ系のビートを取り入れたりして、一般人好みから通人好みの境地に向かってるような気がする。
でも、なんといっても彼女の演奏する作品の魅力は、ドラマティックで、哀愁を帯びた曲調にあるね。さらにどのディスクも音がバツグンに良い。もちろん、初期の作品はそれなりであるが、近年デジタルリマスター化されて再発したものは、驚くほど良い音に変貌している。