シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

スタートレックIV 故郷への長い道

 1986年のスタトレ映画第4作目。ウフーラ中尉で有名になったニシェル・ニコルズが他界したので、それならばとTOS映画の最大ヒット作となった「故郷への長い道」を超久しぶりに観た。

 初めて観たのは大学生のときで、劇場のスクリーン一杯に海上に浮かぶバード・オブ・プレイの壮観な映像が記憶に残っている。当時、本作は小説でも読んだことがあり、それだけ話題になった作品だった。あれから多くのスタトレ映画が登場し、今思えば、エンタープライズの活躍が無い本作が最高にヒットしたことが興味深い。また、宇宙で活躍するシーンすら無い。今ではありふれたタイムトラベルで、人気のTOSメンバーが現代のサンフランシスコに現れたら・・というシチュエーションだけで十分だったのだ。

 30年以上経って観ると、さすがに稚拙な映像処理であるが気にならないものだ。それにタイムパラドックスを無視したツッコミどころが次々登場する。しかしスタトレ史上唯一のコメディ風仕上げなので許されるのである。硬いこと言わずに楽しんでくれということだ。単独映画としても観れる配慮が伺えど、やはりTVシリーズや映画版の流れを知っていた方が遥かに楽しめる。私的に、カークの携帯無線器が呼び出し音を発したとき、ヒロインが「ポケベルが鳴ってる」と言うシーンが郷愁を覚えた。


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