シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

謎のアナログ復活

 先日、久々にレコー堂に入ってみて驚いた。以前は奥に追いやられていた中古レコードが店内中央を占拠し、大幅に物量を増やしているではないか。CDは以前のレコードコーナーへ。まったく逆転だ。

 なんでこんなに昔のレコードが売れているのだ?たしかにアナログは滅びなかった。オーディオ趣味人や収集家が土台を支え、あるとき若者のレトロブームで息を吹き返したのは分かる。が、あれから結構経つのだ。飽きやすい若者がサブスク配信では満足できず、所有欲を満たしたいのは理解するが、それがなぜアナログなのか・・単なるオシャレならとっくに飽きられているはずである。

 アナログの方が音が良いから~というのは間違いである。誤解無きよう言えば、それはオーディオ趣味人だけが理解する世界である。今はCDオンリーのオイラでもアナログ再生に手を掛けた時代があった。しかしそれは途方もない根気と努力と我慢が必要と悟り、物置で安眠させることにしたのである。

 今売れ筋のアナログプレイヤーは1~2万円のものらしい。そんなものを使ってアナログの良さが分かるはずもない。おそらくマッタリしたナローな音に安堵感を覚え、勘違いしているに違いない。それをチャンスとばかりに関係者が市場を盛り上げているのだろう。しかし、それだけでは見捨てられそうなものだ。どうにも謎である。