このステッカーをTADモニターのSP端子間に貼ったら、想像を遥かに超えた効果を発揮し、メインのFALを凌駕しだしたところだ。このままではマズイと、FALのハイルドライバー付近にも貼ってみた。
ところがあまり違いが分からない。ディスクをとっかひっかえして、金管の咆哮やバイオリンのソロが素直になったと思ったが、翌日同じ試聴をしてみると有意差が認められない。つまり、前回の先入観と改善の願望が生んだ幻聴であって、すでに購入した物品の試聴は特に注意が必要だ。思えば、大型スピーカーのツィーター付近に1枚貼ったぐらいでは無理からぬことだった。
では残り3枚のステッカーをどこに使おうか。CDPのトレイは仮止めが出来そうもない。また、毎回ORBのSN-03で静電気を取っているので効果は薄い気もする。電源系に効果が高かったので、やはりそこに使ってみるか。まずは前段機器をまとめて受けているオヤイデのタップ（OCB-1SX V2）中央に1枚貼ってみる。これだけで、音が出た瞬間にSNの向上と濃密な音像への変化が分かる。後の2枚はDACとプリのインレット付近に貼ってみた。これまた同様に激変！変わる方向性は同じで、言葉を変えるとコントラストがハッキリしてピンポイントの高密度音像が点在する世界。ゆえに音場内は隙間だらけで、フワリと広がる幻想的な音場とは対極だ。
これからシックスエレメントを試そうかと思っている御仁に一言。初めはどうしても比較的安価なゴムリングのタイプを買いたくなるが、この5枚入りステッカーが一番お勧めだ。結果として、まことにコスパが良いという事が分かった。
こんな小さなシールで・・高価なのも頷ける。
ツィーター付近はあまり効果的ではなかった。台紙ごと仮止めなので変更は容易だ。
