シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アフターサービス期間

 商品に対する保証期間は、どのメーカーも通常1年である。それは常識なのだろうが、その後のアフターサービスが重要だ。

 実は先日、母親の家のポットが故障した。それは、象印の保温ポットで、蓋部分のパッキンが経年劣化でボロボロになってしまったのだ。聞けば、購入して20年になるという。まず、熱を発する器材は劣化しやすい。それを20年も使い続けられた事がすばらしい。さすがメイト・イン・ジャパンだ。

 話はこれからで、母は修理パーツが無いかと電話したらしい。通常、家電品は生産終了から8年ほどで補修パーツも置かなくなる。ところが、速攻で補修パッキンがあると返事があり、価格も1000円に満たない。実際、オイラが入手して補修したのだが、20年も前の商品をまだこれから使い続ける人のために、消耗品を用意して待っているメーカーの姿勢に感銘した。

 すぐ潰れる三流商品は別だが、日本製の信頼性を痛感した。では、オーディオ界ではどうだろうか。CDPのレンズは、10年も経たずに劣化して読み取り精度も低下する。ディスコン間際に購入すると、この商品が8年以上経過後の悩みだ。しかし、エソテリックもマランツもレンズ交換は10年以上前の商品でも対応してくれる。アキュにあっては、ほとんどの過去商品は修理可能だ。オーディオ機器は長く使ってこそ使用者の念が刷り込まれ、単なる時代遅れでは無くなる。だから愛機というものが生まれるのだ。

 使い捨ての世の中、長く使ってほしいという姿勢が見えるメーカーは、消費者から捨てられないだろう。