シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

バッドボーイズ フォーライフ

 バッドボーイズはウィル・スミスの懐かしい弩派手アクション・エンタメだ。1995年のオリジンはB級レベルだったのが、続編の「2バッド」ではスケールアップのA級作品に棚上げされた。この手の作品はマイアミ・バイスや危ないデカのように定番モノなので、一重に主役の魅力にかかっている。そんな過去のシリーズが今頃になって3作目の登場となった。それが本作、「フォーライフ」だ。

 オイラは正直言って、バッドボーイズの記憶がほとんど消えていた。ユーチューブで予告編を見て思い出すレベルだ。しかしフォーライフは過去作との伏線があまりないので単独で観ても問題ない。観る前は、いい年こいて昔と同じテイストをなどるつもりなら駄作だと踏んでいた。観終わってみると、年月の流れを上手く消化した中で、違和感のないアクションの流れがあって飽きさせない。そして、後半の実に意外な展開はこのシリーズの新たな一面を感じさせる。実際、さらに続編が予定されているようだ。

 ただ、苦言が無いわけではない。クライマックスの「ジェミニマン」のような展開は、前半に彼によって殺された善人や主人公の仲間は浮かばれまい。魔女のような母親の命令とはいえ、ここは直接手を下す別の残忍な殺し屋を用意するべきだろう。でなければ、この息子は改心しようが死ぬべきシナリオだ。シックリこないラストである。


『バッドボーイズ フォー・ライフ』予告3 2020年1月31日(金)全国ロードショー