シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

ジョン・ウイック パラベラム

 毒を食らわば皿まで、ジョン・ウィックのチャプター3を観た。
 製作費はうなぎ上りで、完全にA級作品である。ゲームの世界観で、カウントダウンからラストまで敵を殺しまくっていくだけの話。このスタイルは当初から変わらない。もはや潔いと言ってあげよう。よく130分もこれだけで持たせたものだ。
 今回、仲間としてハルベリーが、強敵としてマーク・ダカスコスが参加。ハルベリーの笑えるカツラ姿や、マークが登場する寿司屋で「にんじゃりばんばん」が掛かっているセンスは、突っ込みを期待しているのだろうか。ならば全体的にもっとコメディらしくしてもらいたい。(笑)マークは今回、スキンヘッドでいいキャラを演じている。インパクト抜群。「ジェボーダンの獣」以来の魅せた役だ。
 キアヌは相変わらずで、どうでもよい。内容が無いのはいいが、主人公がそこまで生に執着して殺し屋の親玉に会いに行く理由が希薄すぎる。そんなヘボが至る所で見られるので、学芸会レベルだというのだ。
 あきれたのはラストで、チャプター4に続くのかい!死んでいなかったローレンス・フィッシュバーンのセリフ「頭にくるだろ!」は、観客に向けて言ったのだろうか。だとしたら、やはりコメディのセンスは認めよう。

 


キアヌ・リーブス主演!「ジョン・ウィック:パラベラム」予告