シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アコリバ QR-8 その2

 アコリバのQR-8を貼って普遍性のある音になった反面、面白味が無くなってきたと感じるこの頃である。具体的にはボーカルのテンションが下がり、音がグっと前に出てこなくなったのだ。

 普通ならここで撤去するところ、オイラは残りの1つをさらに貼ってみることにした。なんで?と、思われるだろう。一つ余っていることだし、変化の方向に確信を得たいのだ。剥がすのはいつでもできる。

 思案して、アンプ系を差している電源タップの金属製プレート中央に貼ってみた。そして、確信を得た。それは不要共振を押さえたことによる先入観や、巷の情報とは異なるものだ。ボーカルのテンションはさらに静まり、前に出なくなるのは予想通り。意外なのは、音像が大きめで右寄りにシフトし、間接音が大変増えて聴こえる。そして、低重心だ。さらにQR-8を増やせばこの傾向が強くなる気がする。

 理由は分からない。響きが加算されたような印象なのだ。これは、古いナツメロで顕著に感じる。それでいて、声のニュアンスはよく分解しているし、SNが高くなっている。つまり、その響きは音の分離によって生まれたものなのだろう。

 総じて、QR-8を貼った後の方が正確な再現なんだと思う。それは好みとは別で、下世話に言えばクラシック向きになったようだ。まあそれも良し。飽きればそのとき考えればいい。

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