シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

フルテック NCF Booster の代用品 その2

 塩ビのフロアーバンドを買ってきたが、当然NCF Boosterと同じものは作れない。NCF Boosterはフルテックが開発したNCFという特殊素材を使って、振動の他に静電気にも対処していると言われる。

 そこで、銅板にブチルゴムを張り合わせてラップで包んだものでタップを包んでから、フロアーバンドで挟み込むのはどうだろう。振動と電磁波対策になるに違いない。ブチルゴムはすでに持っているし、銅板の薄い切れ端なら安いものだ。

 道具は揃えた。昔なら速攻で作り出していたのだが、目前にして面倒臭くなってくる。材料があるから何時でもできるし、上手く嵌まるか不安もあるので、まずはクランプ面と台座底にフェルトシールを貼って試してみることにした。

 横着した割にセッティングに苦労した。キッチリ嵌合させるにはネジを微調整する必要があり、狭い裏側で汗だくである。CDPとDACの2箇所に設置すると、グラついていたプラグが微動だにしない。では聴いてみよう。

 こりゃスゲエ!!大変元気で力強い中域がぶっ飛んできた。見事なキレだ。本当にボリュームが上がったように感じる。ところが耳に敏感な中高域は張ってこないので、音が迫ってくるのにまったく聴き疲れない。ピーキーな響きも付かず、ボーカルの生々しさに鳥肌が立ちっぱなしだ。あえてネガティブな点を言うなら、中低音がマッシブなので、クラシックのフワっとした低域の広がりは求める方向ではない。

 お試しで付けただけなのに、このままでも大成功だ。 NCF Boosterの100分の1の投資金額で、この大変化を是非体験していただきたい。特にインレットへの電源プラグが緩い方にはお勧めする。

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注意点として、左右の固定ネジの位置が、重要なジャックと被らないか確認が必要だ。

写真の通り、我が家ではCDPのデジタル出力とスレスレだった。