シマの遠吠え (新生)

シマの遠吠えが新生しました。 でも内容は変わらず、素人オーディオ感、SFやアクション映画の感想を軽いフレーズで書き込みます。

アクアマン

 遅まきながら「アクアマン」を観てきた。「移動都市/モータル・エンジン」と、どっちにするか悩んで、はずれそうもない前者に決定。結果、王道のエンタメとして満足だ。

 DCクロスオーバー作品の中では、4番序列のヒーローとみていたが興行収益では№1らしい。その弩派手な海洋アクションは見た事もない世界で、フルCGでもありそうで無かった新しさを感じた。なんとなく海のトリトンを思い出す。水中シーンが多い中で、どこまでがCGで実際に潜っているシーンがあるのかも分からない。それだけ違和感の無いファンタジックな美しさがあった。

 物語はよくある王位継承の争奪戦を軸に、トレジャーハンター的な要素も加味して飽きさせない。主役のジェイソン・モモアは「スターゲイトアトランティス」のロノン役でファンになったが、その後パっとしないのが残念だった。今回のアクアマン役は期待通りの性格設定で、憎めない無敵単細胞の魅力がいっぱいだ。 

 ヒロイン役のアンバー・ハードは記憶にないが、実に奇麗な姉ちゃんである。他にもウィリエム・デフォーやドルフ・ラングレンニコール・キッドマンなど豪華な脇を飾った。ただ、敵となる義理の弟役のパトリック・ウィルソンは、同じ世界観の「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で、合衆国大統領を演じているのでいただけない。

 海中戦ばかりでは飽きも来るので、地上の肉弾戦もサービスされている。そのために宿敵としてブラックマンタも登場する。倒された後、コイツ絶対オマケ映像で出てくるな・・と思ったら、案の定であった。まあ、そんな予定調和も王道作品ゆえ期待通りと言っていいだろう。


巨大海洋生物も登場!映画『アクアマン』予告編第2弾